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Bluey from INCOGNITO presents "CITRUS SUN"

artist BLUEY , CITRUS SUN

REPORT

原田和典のBloggin' BLUE NOTE TOKYO

柑橘系のさわやかさと、太陽のような輝きを併せ持つ音楽性にちなんで命名したのだとしたら、ブルーイのセンスはさすがというしかありません。人気グループ、シトラス・サンの公演が昨日から始まりました。ブルーイはもちろんインコグニートの総帥ですが、このシトラス・サンは、より小規模な編成であるところ、彼の愛する70~80年代のフュージョン~ポップス・ナンバーのカヴァー・ヴァージョンがたっぷり聴けることが特徴でしょうか。グラハム・ハーヴィー(キーボード)、フランシス・ヒルトン(ベース)、フランチェスコ・メンドリア(ドラムス)、ジョアン・カエタノ(パーカッション)などインコグニートのキー・メンバーも参加していますので、同グループのファンも必見だと思います。

オープニングは2014年発表のアルバム『People Of Tomorrow』から、「Cooking With Walter」。"あの"ジャズ・ウォーリアーズでの活動経験もあるトランペット奏者のケヴィン・ロビンソンが伸びやかなソロをとる、実に親しみやすいインストゥルメンタル・ナンバーです。続いてはブルーイがレコード店に勤務していた頃に一聴し、ただちに惚れ込んだという日野皓正の「Send Me Your Feelings」。去年の公演ではジョイ・ローズが歌っていましたが、今年はイマーニによる解釈を楽しむことができます。既報の通りブルーイはパーキンソン病のためギター演奏から遠ざかっている状態ですが、曲紹介での口調は変わることなく、「Send Me Your Feelings」を始めとするいくつかの楽曲で素敵なハモリ(バック・コーラス)を入れていました。

すっかりシトラス・サンのレギュラー・メンバー的な存在となったインドネシア出身のハーモニカ奏者、レガ・ダウナがフィーチャーされたのは、エリカ・バドゥの「Honey」(イマーニがヴォーカルを担当)、さらにスティーヴィー・ワンダーに捧げたオリジナル曲であろうインストゥルメンタルの「Back To Wonderland」等。彼はまた、キーボード奏者としてもバンド・サウンドの厚みに貢献していました。

プログラムの後半では、シトラス・サンならではの趣向を添えたカヴァー曲が次々と勢いよくプレイされました。本家クリストファー・クロスのアレンジとジャズ・トランぺッターのフレディ・ハバードの解釈をマッシュアップして、「Ride Like The Wind」を届けるという発想は、70~80年代の空気を知るブルーイならではといったところでしょうし、深い歌声を持つ男性歌手テリー・キャリア―の「What Color Is Love」(ブルーイは彼の作品をプロデュースしたことがあります)を、イマーニのしなやかなヴォーカルで聴くのも実に新鮮な体験でした。

シトラス・サンの公演は26日まで続き、25日(土曜日)のファースト・ショウは「JAZZ for CHILDREN」と題する特別プログラムとなります。あらゆる世代の心を弾ませるに違いないシトラス・サンの公演を、どうぞお楽しみください。
(原田 2026 7.24)

Photo by Jun Ishibashi

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【LIVE INFORMATION】

Bluey from INCOGNITO presents "CITRUS SUN"
2026 7.23 thu., 7.24 fri., 7.25 sat., 7.26 sun. ブルーノート東京
☆7.25 sat. 1stショウでは、特別公演「JAZZ for CHILDREN」を開催!
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